第II部 国土交通行政の動向 

(3)多様な建設生産・管理システムの形成

 従来、我が国では、一括発注方式が主として活用されてきたが、民間の技術力の活用、コスト構成の透明化、発注者内技術者の量的、質的補完等の観点から、発注者において、分離発注、CM方式(注1)、異業種JV(注2)等の多様な建設生産・管理システムに対する関心が高まっている。
 国土交通省では、「CM方式活用ガイドライン」等の策定や地方公共団体におけるCM方式の導入促進、異業種JVのメリット・デメリット等を整理した「異業種JVに係る調査報告書」の策定(平成17年)等の取組みを行っている。


(注1)コンストラクション・マネージャー(CMR)が、技術的な中立性を保ちつつ発注者の側に立って、設計・発注・施工の各段階において、設計や工事発注方式の検討、工程管理、コスト管理等の各種マネジメント業務を行う方式
(注2)総合工事業者と専門工事業者、又は業種が異なる専門工事業者同士が結成する建設共同企業体

 

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