第II部 国土交通行政の動向 

(3)オゾン層の観測・監視

 太陽からの有害な紫外線を吸収するオゾン層を保護するため、1980年代後半から、フロン等オゾン層破壊物質の生産、消費及び貿易に関する規制が「モントリオール議定書」等によって国際的に行われている。
 気象庁では、オゾン層破壊の状況を把握するため、オゾンや紫外線を国内4箇所の観測所で観測している。また、紫外線の過剰ばく露が人体に及ぼす悪影響を防止するため、世界保健機関(WHO)や環境省等では、紫外線の強さを分かりやすく数値化した指標(UVインデックス)を用いた紫外線対策を推奨している。このため、紫外線の予測技術の開発を行い、平成17年5月から、ホームページ等を通じてUVインデックスを用いた紫外線情報の提供を開始した。

 

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