第II部 国土交通行政の動向 

コラム・事例 ASEANと共に歩み共に進む 〜日ASEAN交通連携〜

 政府は、平成14年に小泉総理大臣が提唱した「日ASEAN包括的経済連携構想」に基づき、各分野においてASEAN(東南アジア諸国連合)との連携強化に取り組んでいます。
 交通ネットワークは成長著しいASEAN地域の社会経済活動の発展を支える基盤であることから、国土交通省としても、ASEAN諸国の交通政策担当省庁との間で「日ASEAN交通連携」の枠組みを平成15年に創設しました。この枠組みでは、「日ASEAN交通大臣会合」を頂点として、各国共通の政策課題の解決に向けた政策協調や、成功例に関するノウハウの交換等に積極的に取り組んでいます。
 現在、物流、陸上交通、海上交通、航空等の分野で、交通セキュリティ対策や環境にやさしい交通システムの構築等、合計21の「日ASEAN交通連携プロジェクト」を実施しており、日本とASEAN地域が一体となって取り組むべき課題について、ASEAN諸国と手を携え、「日ASEAN交通連携」を引き続き推進していくこととしています。

 
日ASEAN交通連携

 

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