第II部 国土交通行政の動向 

2 公共事業における新技術の活用・普及の推進

(1)公共工事等における技術活用システム

 公共工事の品質の確保と合わせて、技術力に優れた企業が伸びる環境をつくり、公共事業に関連する民間の新技術開発の取組みを促進するため、平成13年度から運用している方式を、17年度に「公共工事等における技術活用システム」として2つの方式に再編・強化した。

 
図表II-10-1-4 公共工事等における技術活用システム

公共工事等における技術活用システムは、評価試行方式とテーマ設定技術募集方式がある。さらに、評価試行方式はAタイプとBタイプがあり、Aタイプは、民間等で開発・実用化された公共工事等に関連する新技術について、技術情報等を収集し、民間開発者等の申請に応じて、技術の事前評価、事前評価結果に基づく新技術の試行及び事後評価を行い、技術情報・経済性に関する情報等及び評価結果を新技術情報提供システムに登録するものであり、Bタイプは、民間等で開発・実用化された公共工事等に関連する新技術について、技術情報等を収集し、民間開発者等の申請に応じて、技術情報・経済性に関する情報等を新技術情報提供システムに登録するものである。一方、テーマ設定技術募集方式は、評価委員会(国土交通本省)が直轄事業における現場ニーズ・行政ニーズ等より必要となる技術に関して募集テーマ等を設定し、民間等の技術提案を募集し、評価・選定を行い、地方整備局等が選定された技術を積極的に活用するものである。
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