第5節 広域的・グローバルな展開への対応をサポート 

3 地球環境時代に対応した暮らしづくり(←第1章第1節3(1)

【地球環境の監視・予測を強化する】
 地球温暖化に対応するための緩和策や適応策の策定に資するため、陸・海・空あらゆる角度からの観測・監視を強化する。また、温室効果ガス濃度の詳細な分布や気候変動に関する長期的な観測・監視情報を提供するほか、我が国を対象として極端な現象の変化予測も含めたおおむね30年程度先の地球温暖化の予測に取り組む。

【地球温暖化対策を強化する】
 低炭素社会の構築を目指し、公共交通・自転車の利用促進、物流効率化、交通渋滞の緩和、低公害車や省エネ鉄道車両等の普及・開発の促進、クールシッピング(海運分野全体の低炭素化)の推進、航空保安システムの高度化等の推進、住宅・建築物の省エネ性能の向上、歩いて暮らせる都市・地域づくり等の低炭素型都市構造への転換、「北海道環境イニシアティブ」による取組みなど、地球温暖化対策の強化を図る。あわせて災害リスク増大への適応策も強化する。

【多様な生態系を守る水・緑を保全・再生する】
 多様な生態系を守る水・緑を保全・再生するため、多自然川づくり、自然再生事業の集中的な実施、緑地の確保・緑化の推進、下水道の整備や再生水等を活用した水辺再生、藻場・干潟の再生、生物の生息環境に配慮した海岸づくりなどを推進する。

【循環型社会を構築する】
 建設リサイクルの推進、下水汚泥のバイオマスとしての有効利用等の推進、静脈物流ネットワークの構築などにより、循環型社会の構築を推進する。

 

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