第5節 広域的・グローバルな展開への対応をサポート 

2 観光立国の推進(←第1章第2節2(2)(3)1) 2)

【国際競争力の高い魅力ある観光地をつくり、観光に寄与する人材を育成する】
 観光交流人口の拡大による自律的な地域経済の確立に向け、内外観光客の宿泊旅行回数・滞在日数の拡大を目指し、2泊3日以上の滞在型観光を促進する観光圏の整備を図るため、宿泊サービスの向上や観光資源を活用した体験プログラムの開発等の地域の幅広い関係者が一体となった取組みを総合的に支援する。
 また、観光カリスマ塾の開催や各地域が実施する人材育成に向けた取組みの支援など、観光振興に寄与する人材育成に関する施策を着実に実施し、我が国の観光が将来にわたって持続的に発展可能なものとなる仕組みづくりを行う。

【国際観光交流を拡大する】
 2010年(平成22年)までに訪日外国人旅行者数の1,000万人達成に向け、ビジット・ジャパン・アップグレード・プロジェクトとして、我が国の魅力の発信、訪日旅行者の満足度向上に取り組む。あわせて、国際会議等の開催・誘致を推進する。また、2020年2,000万人という新たな目標に向けた戦略を進める。

【観光旅行をするための環境を整備する】
 エコツーリズム、ヘルスツーリズム、産業観光等の新しい形態の旅行商品の創出と流通を促進するため、「ニューツーリズム」の旅行商品化に向けたマニュアルの策定等により、「ニューツーリズム」の普及・啓発を図る。
 また、旅行需要の平準化や休暇取得の促進などの課題解決に資する具体的な取組みを実証的に実施し、解決方策を検討する。
 
図表I-2-5-1 ビジット・ジャパン・アップグレード・プロジェクト

図表I-2-5-1 ビジット・ジャパン・アップグレード・プロジェクト

 

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