第3節 総合的・一体的な物流施策の推進 

第3節 総合的・一体的な物流施策の推進

 東アジア域内物流の準国内化、環境対策の必要性の高まり、物流セキュリティ確保の要請等に対応するため、「総合物流施策大綱(2005−2009)」に基づき、物流施策の総合的かつ一体的な推進を図っている。さらに、企業による開発・製造拠点の戦略的な立地、地球温暖化対策の必要性の高まり、原油・資源高時代の到来等を踏まえ、これまでの物流のあり方を見直し、物流の全体最適化を実現することを目指して、有識者、荷主企業、物流事業者等の参画の下、平成20年9月より「2010年代に向けての物流戦略委員会」を開催しており、今後、課題と具体的な解決策を取りまとめることとしている。
 また、日中韓3国間の物流分野における連携強化を図るため、20年5月に岡山県で第2回日中韓物流大臣会合を開催し、「北東アジアにおける物流協力に関する岡山宣言」(共同声明)を採択した。
 このほか、20年8月には、アジアの成長と活力を日本に取り込むことを目的とした「貿易手続改革プログラム」(19年5月策定)について、各省の取組みを踏まえた改訂を行った。

 

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