第1節 東日本大震災の発生 

コラム 児童88人の命を救った避難階段

 東日本大震災における大津波により甚大な被害を受けた岩手県岩泉町では、2年前に設置された小本小学校の津波避難階段が児童88人の命を救った。
 同校の背後には国道45号が横切っているが、切り立った崖に阻まれ逃げ場がなかった。小学校での津波避難訓練の際に、小学生から避難路について改善の声が上がった。
 これを受け、国土交通省東北地方整備局三陸国道事務所が、小学校や住民の意見を反映し、130段、長さ約30mの避難階段を完成させていた。
 


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