第2節 国土交通省の総力対応 

コラム 高速道路や駅での災害ボランティアへの情報提供

 阪神・淡路大震災を機に、我が国においては災害ボランティアについての認識が広く国民の間で定着してきた。東日本大震災においては、甚大な被害により被災地の受入れ体制を整えることが困難であったことや燃料不足等から、大震災発生直後のボランティア活動は限定的であったものの、受入れ体制やアクセスが整うにつれ、被災地で活動するボランティア数は増加した。
 こうした中、被災地以外の地域から来訪するボランティアに向けて、最新のボランティア募集情報や被災地の情報等を適切に提供することを目的として、東北自動車道、JR仙台駅構内にそれぞれ「ボランティア・インフォメーションセンター」、「ボランティア情報ステーションin仙台・宮城」が設置された。いずれも、地元のボランティア等が運営を担い、4月中旬から約1ヶ月にわたり設置され、特にゴールデンウィーク期間中を中心に広く利用された。
 


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