第1節 地球温暖化対策の推進 

コラム 住宅エコポイント制度について

 エコ住宅の新築やエコリフォームに対しポイント(多様な商品・サービスに交換可能なポイント)を発行する「住宅エコポイント」は、平成21年12月の「明日の安心と成長のための緊急経済対策」において創設されました。22年9月の「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」において、22年12月末までとしていた工事着手期限について1年延長(23年12月末まで)となり、同年10月の「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」において、エコリフォーム等の工事と併せて設置を行う住宅設備(太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽)がポイント発行対象に追加されました。
 その後、住宅エコポイントは当初の想定を大きく上回る活用が図られ予算額に達する見込みとなったことから、ポイントが発行される工事の対象期間を5箇月間短縮し、23年7月末までとすることが決定されました。
 住宅エコポイントの導入前は、新築住宅に占める省エネ住宅の割合は1〜2割程度と推計されていましたが、22年度後半の申請状況からみて、省エネ住宅の割合が5割程度まで上昇していると推計され、相当の政策効果があったものと評価しているところです。
 


テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む