コラム 「水の再利用」に関する国際標準化に向けた取組みについて
多くの国際標準を作成するISOは、平成25年6月に「水の再利用」全般に係る国際標準化に向けた検討を行うための専門委員会(TC282)を設置しました。我が国はTC282の幹事国として議論をリードしていくこととなりますが、幹事国の取得は水分野では初めてのこととなります。
「水の再利用」の国際標準化については、気候変動に伴う地球規模の渇水リスクの高まりや世界的な人口増加等を背景に世界の水市場が拡大する中で、膜処理技術等の日本が世界に誇る再生水技術に関して主導的に国際標準規格を策定することにより、同技術の海外展開等、国際競争力の強化を図ることを狙いとしています。