■3 地球地図プロジェクトの推進、地球測地観測網
我が国は、地球地図国際運営委員会事務局を務め、各国の地理空間情報当局と協力し、全球陸域を対象にしたデジタル地理空間情報である地球地図の整備・公開を進め、地球地図プロジェクト(平成27年1月現在183の国と地域が参加)を主導するとともに、地球規模の地理空間情報管理に関する国連専門家委員会(UNCE-GGIM)等の場を通じて、地球環境の把握・解析等への利活用を促進している。また、VLBI(電波星による測量技術)やSLR(レーザ光により人工衛星までの距離を測る技術)を用いた国際観測、験潮、絶対重力観測、国際GNSS事業(IGS)への参画等により、地球規模の地殻変動等の観測・研究を行っている。さらに、衛星データの解析等により土地の利用や植生の変化を把握する「国土環境モニタリング」を行っている。