第2節 自然災害対策

コラム 緊急速報メールによる特別警報の配信

 緊急速報メールは、携帯電話事業者(NTTドコモ、KDDI・沖縄セルラー(au)、ソフトバンク)が無料で提供するサービスで、国や地方公共団体による災害・避難情報等が、対象エリア内の携帯電話に一斉配信されます。
 気象庁では、平成27年11月19日に、従来から配信対象となっていた緊急地震速報及び津波警報に加えて、気象等(大雨、暴風、高潮、波浪、暴風雪、大雪)及び噴火に関する特別警報の緊急速報メールによる配信を開始しました。
 
気象等に関する特別警報の配信イメージ
気象等に関する特別警報の配信イメージ

 これにより、気象庁の発表するすべての特別警報が緊急速報メールで配信されることとなりました。緊急速報メールは、個々の携帯電話ユーザーに直接配信されるため、緊急性が極めて高い特別警報の伝達に有効な手段の一つとなります。
 特別警報は、重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合に発表され、最大限の警戒を呼び掛けるものです。特別警報の発表時には、既に災害が発生していたとしてもおかしくない状況であり、落ち着いて、テレビ、ラジオ、自治体等の情報を確認して、それが出来ない場合は周囲の状況から判断し、速やかな身の安全の確保を心がけていただくようお願いしています。また、特別警報の発表を待つことなく、気象庁が段階的に発表する注意報や警報等の防災気象情報や自治体等の情報を基に、早め早めの避難等の対応をとっていただくことが重要です。


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