(2)水質調査と水質事故対応
良好な水環境を保全・回復する上で水質調査は重要であり、平成26年は一級河川109水系の1,080地点を調査した。
また、市民と協働で水質調査マップの作成や水生生物調査等を実施しており、河川をごみやにおい等の多様な視点で評価する新しい水質指標に基づき住民協働で一級河川を調査した結果、26年は約22%(65地点/301地点)が「泳ぎたいと思うきれいな川」と判定された。
一方、油類や化学物質の流出等による河川の水質事故は、26年に一級水系で1,238件発生した。水質汚濁防止に関しては、河川管理者と関係機関で構成される水質汚濁防止連絡協議会を109水系のすべてに設立しており、水質事故発生時の速やかな情報連絡や、オイルフェンス設置等の被害拡大防止に努めている
- 一級河川(湖沼および海域を含む。)において、平成26年にBOD(生物化学的酸素要求量)又はCOD(化学的酸素要求量)値が環境基準を満足した調査地点の割合は約91%であった。
- 人の健康の保護に関する環境基準項目(ヒ素等27項目)については、環境基準を満足した調査地点の割合は約99%で、ほとんどの地点で満足している。