■6 観光資源の復旧など観光復興への取組み
観光業においては、旅館・ホテルの施設・設備への直接的被害のみならず、宿泊キャンセル等による間接的な被害も発生している。国土交通省は、九州観光復興に関する地域からの支援要望を踏まえて、資金面の対策や観光需要回復のための情報発信など、関係省庁等と連携して取り組んでいる。
また、熊本を代表する観光資源であった熊本城とその周辺も大きな被害を受けた。
国土交通省は、都市公園を所管する立場から、文化庁、熊本市、熊本県との連絡調整の会議を開催し、関係者と連携しながら、公園施設の災害復旧事業注12を支援していく予定である。
こうした九州の観光復興の施策について、今後、「九州の観光復興に向けての総合支援プログラム」が政府として早急にとりまとめられる予定であり、地方公共団体と緊密に連携して、1日も早い観光の復興に取り組んでいる。