第7節 海洋の安全・秩序の確保

コラム 大和堆周辺海域に接近する北朝鮮漁船等に厳正に対処

 大和堆周辺の我が国の排他的経済水域では、近年、北朝鮮漁船等が違法操業を行っており、同海域で操業する日本漁船の安全を脅かす状況になっています。
 海上保安庁では、航空機による監視に加え、日本漁船の安全確保や北朝鮮漁船等の違法操業への対応などのため、平成29年から、大型巡視船を含む複数隻の巡視船を同海域に配備させ対応に当たっています。
 平成30年においては、日本のイカ釣り漁の漁期(6月)前の5月下旬から巡視船を同海域に早期配備し、延べ1,600隻以上の北朝鮮漁船に対して、汽笛や大音量の音声などによる退去警告を実施するとともに、そのうち、延べ500隻以上に対して放水措置を実施し、我が国の排他的経済水域の外側に向け退去させ、大和堆周辺海域への接近を許しませんでした。
 海上保安庁では、引き続き、水産庁等の関係省庁と緊密に連携して、厳正に対処することとしています。
 
我が国の排他的経済水域


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