第3節 産業の活性化

■4 航空事業の動向と施策

 航空産業を取り巻く状況は、年度前半までは燃油市況が低水準で推移した一方、年度後半は燃油市況が高騰した中で、LCCの路線拡充や訪日外国人の増加等もあり、航空旅客数は国内・国際ともに6年連続で増加している。我が国航空企業の輸送実績についてみると、29年度は国内旅客は1億211万人(前年度比4.1%増)と、国際旅客は2,238万人(前年度比約6.3%増)となり、いずれも過去最高の輸送実績となった。
 
図表II-6-3-13 航空旅客数の推移(本邦社)
図表II-6-3-13 航空旅客数の推移(本邦社)
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 24年3月以降、我が国においてもLCCの参入が相次いでおり、31年4月時点で運航している本邦LCCは5社となっている。ピーチ・アビエーションは国内16路線、国際15路線、ジェットスター・ジャパンは国内22路線、国際7路線、バニラ・エアは国内6路線、国際6路線、春秋航空日本は国内3路線、国際4路線、エアアジア・ジャパンは国内1路線、国際線1路線に就航するなど事業が拡大している。我が国の29年度の本邦LCCの旅客数シェアは、国内線で9.8%、国際線で21.7%となっている。


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