第II部 国土交通行政の動向 

4 環境負荷低減に資する資材調達の推進等

(1)グリーン調達(注)における取組み
 「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」に基づく政府の基本方針の一部変更(平成19年2月閣議決定)を受け、19年6月に「環境物品等の調達の推進を図るための方針(調達方針)」が策定された。これに基づき、公共工事における資材、建設機械、工法について、環境物品等の調達を積極的に推進している。

(2)木材利用の推進
 木材は、加工に要するエネルギーが他の素材と比較して少なく、多段階における長期的利用が地球温暖化防止に資するなど環境にやさしい素材であることから、国土交通省木材利用推進連絡会議を活用し、公共工事に木材利用推進を図っている。また、間伐材を「グリーン購入法」に基づく調達方針に位置付け、間伐材を使用した公共工事の調達を積極的に推進しているほか、技術開発や担い手の育成等、地域の木材を活用した木造住宅の振興に積極的に取り組んでいる。


(注)ここではグリーン購入法第2条に規定された環境物品等を調達することをグリーン調達という。

 

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