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国土交通白書 2020

第1節 我が国を取り巻く環境変化

コラム 「国土交通省の使命、目標、仕事の進め方」

 国土交通省は、2001年1月6日、北海道開発庁、国土庁、運輸省、建設省の旧4省庁が統合して誕生しました。これに先立ち、旧4省庁共同で、今後の総合的、統一的な政策展開の基礎とすべき国土交通省の使命と、国民の視点に立ってより良い行政サービスを提供していくための基本的な方針の策定作業を進めるとともに、各種PR、シンポジウム等を通じて意見、提案等を募集しました。それらを踏まえ、同年1月30日に、「国土交通省の使命、目標、仕事の進め方」を公表しました。

 (詳細については、図及びhttps://www.mlit.go.jp/annai/annai01/mission_.html 参照。)

 まず、国土交通行政の使命は、「人々の生き生きとした暮らしと、これを支える活力ある経済社会、日々の安全、美しく良好な環境、多様性ある地域を実現するためのハード・ソフトの基盤を形成すること」と定められました。

 この使命を果たすために向かうべき目標として、1)自立した個人の生き生きとした暮らしの実現、2)競争力のある経済社会の維持・発展、3)安全の確保、4)美しく良好な環境の保全と創造、5)多様性のある地域の形成という5つの目標を設定しました。

 また、目標を達成するための仕事の進め方として、1)総合性の重視、2)国民ニーズの重視、3)質の重視という3つの視点と、1)効率的・効果的な行政運営、2)国民に開かれた行政運営、3)政策評価によるマネジメントサイクルの確立、4)地方ブロック機関による総合的な地域の支援、5)職員の意識・能力の向上という5つの方針を定めました。

 国土交通省発足時に定めたこれらの使命、目標、仕事の進め方については、国土交通省発足から20年目の今日に至るまで受け継がれてきており、廃れていません。今後、国土交通省は、我が国を取り巻く様々な環境変化や困難な課題に対応していかなければなりませんが、これからもこの使命を胸に抱きながら、国民の皆様の期待に応えてまいります。

国土交通省の使命、目標、仕事の進み方