
国土交通白書 2021
第2節 災害リスクの増大や老朽化インフラの増加
■1 社会資本の老朽化
国民の命と暮らしを守るためには、国民の安全・安心や社会経済活動の基盤となるインフラの機能が発揮されるよう、平時からメンテナンスを適切に実施することが不可欠である。しかし、国民の安全・安心や社会経済活動の基盤となるインフラは、その多くが高度経済成長期以降に整備されており、今後、建設から50年以上経過する施設が加速度的に増加する見込みである。そのため、様々なインフラについて、今後老朽化による不具合が懸念される(図表Ⅰ-2-2-1)。
図表Ⅰ-2-2-1 老朽化したインフラ

資料)国土交通省
さらに、防災・減災に重要な役割を果たすインフラは、その多くが高度経済成長期以降に整備されており、今後、建設から50年以上経過する施設が加速度的に増加する。このため、様々なインフラの老朽化が急速に進展する状況下で維持管理・更新を計画的かつ適切に進めていく必要がある(図表Ⅰ-2-2-2)。
図表Ⅰ-2-2-2 建設後50年以上経過する施設

資料)国土交通省