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国土交通白書 2021

第2節 豊かな未来の姿

第2節 豊かな未来の姿
■1 持続可能で暮らしやすい社会
図表Ⅰ-3-2-1 持続可能で暮らしやすい社会のイメージ図
図表Ⅰ-3-2-1 持続可能で暮らしやすい社会のイメージ図

資料)国土交通省

 持続可能で暮らしやすい社会とは、「多核連携型の国土」、「生活サービスが持続する社会」、「人の賑わいがある社会」、「いのちと暮らしが守られる社会」の4つの特徴を兼ね備えた社会である。

 「多核連携型の国土」は、コンパクト・プラス・ネットワークの推進等により、地域の核へ都市機能等が集約され、地域内・地域外がネットワークでつながった国土であり、テレワークや二地域居住など新しい働き方、住まい方を支える国土である。

 「生活サービスが持続する社会」は、医療、福祉、買物、物流など生活に必要な機能・サービスがDX等より高度化しており、それらがコンパクトに配置され、アクセスのためのネットワークも整っていることにより、利便性が高い状態で持続する社会である。

 「人の賑わいがある社会」は、生活圏内において一定の人口規模が維持されており、「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくりや新たな旅のスタイルの普及等により、地域内及び地域外との対流・交流が活発なことで、多様性と活力がある社会である。

 「いのちとくらしが守られる社会」は、流域治水の推進やマイ・タイムラインの普及など、多様な主体の総力でハード・ソフト両面による防災力が維持され、住民のいのちと暮らしが守られる社会である。