国土交通白書 2021

コラム 付けるだけじゃない！図柄入りナンバープレートで地元を活性化しよう！

　地方版図柄入りナンバープレートは「走る広告塔」として、地域の風景や観光資源を図柄とすることにより、地域の魅力を全国に発信することを目的に、平成30年10月に全国41地域でスタートしました。

　その後、令和2年5月より新たな地域名表示（ご当地ナンバー）と併せて17地域が追加され、今では全国58地域で交付されています。

　地方版図柄入りナンバープレートは、「走る広告塔」としての機能のほか、その申込時には地域への寄付を併わせて行うことができることとしており、集まった寄付金は、地域の交通改善や地域振興・観光振興に使われています。特に申込みの多い熊本地域においては、交付開始から半年ほどで集まった寄付金を活用し、令和元年度に高齢者を対象とした自動車のペダル踏み間違い防止装置の購入・設置費用の補助に使用されました。また、2年度には、徳島地域において観光振興のための「にし阿波」地域への観光誘致ポスター制作に、香川地域において交通事故防止のための高齢者への反射タスキの配布等に使用されています。その他の地域においても寄付金の使途の検討が進められており、今後も全国の様々な地域で寄付金を活用した事業が実施されることになります。

　また、地方版図柄入りナンバープレートを導入されていない地域は、全国にはまだまだありますので、地域からの要望等を踏まえながら、更なる導入について検討を進めていきます。