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国土交通白書 2021

第3節 産業の活性化

■4 航空事業の動向と施策

 航空産業を取り巻く状況は、LCCの路線拡充や訪日外国人の増加等もあり、航空旅客数は国内・国際ともに7年連続で増加していたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、前年度から減少へと転じた。我が国航空企業の輸送実績についてみると、令和元年度の国内旅客は1億190万人(前年度比1.1%減)と、国際旅客は2,140万人(前年度比約8.0%減)となり、いずれも前年度から減少へと転じた。平成24年3月以降、我が国においてもLCCの参入が相次いでおり、令和3年1月時点で運航している本邦LCCは4社となっている。ピーチ・アビエーションは国内26路線、国際7路線、ジェットスター・ジャパンは国内14路線、国際6路線、春秋航空日本は国内3路線、国際5路線、ジップエアは国際線3路線に就航している。我が国の令和元年の本邦LCCの旅客数シェアは、国内線で10.6%、国際線で25.8%となっている。

図表Ⅱ-6-3-14 航空旅客数の推移(本邦社)
図表Ⅱ-6-3-14 航空旅客数の推移(本邦社)