
国土交通白書 2024
第1節 国土交通分野の現状と方向性
コラム NORTH-AI/Eye ~官学連携したAI活用によるインフラ管理のイノベーション~(北海道開発局)
国土の約22%を占める北海道は、冬季には積雪寒冷環境下にあり、長大な河川管理延長(約1,900km)・道路管理延長(約6,900km)のインフラ管理に当たり、点検作業の効率化等に課題があった。
そこで、インフラを管理する国土交通省北海道開発局と、DXの推進や先端AI研究に取り組む北海道大学大学院情報科学研究院が、連携協定を締結し、官学連携したAIの活用によるインフラ管理のイノベーション「North-AI/Eye」に取り組んでいる。具体的には、車載カメラやドローンにより撮影した画像を、AI活用により解析し、施設の劣化や変状の診断、評価を行い、点検業務の効率化、高度化を試行・検証している。今後も両者は連携し、インフラ管理のイノベーション「North-AI/Eye」を推進することとしている。

資料)国土交通省