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国土交通白書 2025

第1節 担い手不足等によるサービスの供給制約

コラム注31 拡大するEC市場と再配達状況

 トラックドライバーの担い手不足が深刻化する一方で、近年、多様化するライフスタイルとともに電子商取引(以下、「EC」)が急速に拡大している。2023年度には、EC市場が全体で24.8兆円規模、物販系分野で14.6兆円規模となっている。また、ECの拡大に伴い、宅配便の取扱個数は約50億個であった。

 このため、宅配事業者の負担が増えており、2023年6月に関係閣僚会議で取りまとめられた「物流革新に向けた政策パッケージ」では、2024年度に再配達率6%を目指すことが盛り込まれた。

 国土交通省は、再配達の削減を図るため、多様な方法による受取りを推進しており、これらの成果を継続的に把握すること等を目的として、宅配便の再配達率のサンプル調査を年2回(4月・10月)実施している。

 2024年10月の宅配便再配達率は約10.2%で前年同月(約11.1%)と比べて約0.9%減、2024年4月(約10.4%)と比べて約0.2%減となった。

 宅配便の再配達率削減はドライバーの負担軽減につながり、物流の「2024年問題」へ対応するため必要不可欠である。国土交通省は、引き続き、宅配便の再配達率削減に取り組んでいく。

拡大するEC市場と再配達状況

資料)国土交通省

  1. 注31 本白書掲載のコラムは、2024年度に国土交通省が実施した調査・取材によるものである。