国土交通白書 2025
第2節 望ましい将来への展望
コラム 貨物輸送料金のダイナミックプライシング
貨物輸送料金について、AIによる効率的な積載に加え、貨物の輸送に係るデータを蓄積・学習させることで、貨物輸送量の推計を行うことが可能となり、推計結果から、ダイナミックプライシング注1を適用することで、貨物輸送量を平準化させることが期待される。例えば、季節や行事などの波動を、早期の予約や空きスペースを活用しての分割輸送などに料金の割引といったインセンティブを設け、逆に、直前での依頼や納品時にトラックドライバーによる付随作業が必要な場合に、割増料金を調整することなどが可能となる。運送会社にとってはより正確な輸送需要に沿って、輸送体制を組むことができ、荷主側にとっては料金のインセンティブによって輸送量の平準化につながるアクションをとるよう促すことが期待される。
- 注1 需給に応じた柔軟な運賃や料金の設定を行うこと。