(オ) 高速バスネットワークの充実


 高速道路の伸長に伴い、高速バス網の拡充が進み、6年度末現在全国で1,307系統が運行されるなど、国民の足として定着してきている。特に、夜行便を中心とした300キロ以上の長距離高速バスについては、昭和63年以降急速に路線網が拡充し、平成7年度末現在で168路線が運行されている。高速バスは、鉄道・航空に比べ低廉な運賃であること、また、夜行便の場合は朝に到着するため1日が有効活用できること等から、利用者に受け入れられているものと考えられるが、今後は、需要に応じた路線の再編成、車内の快適性の向上、利用しやすいターミナルの整備等を更に推進していくことが必要となっている。