6 その他の空港の整備


 その他の空港の整備についても、昭和42年度を初年度とする第1次から第6次に至る空港整備五箇年計画に基づき着実に実施してきた。8年度からは新たに第7次空港整備五箇年計画(8〜12年度)に基づき、新規着手事業として隠岐空港の滑走路延長のための実施設計調査に着手するなど、空港の新設、滑走路新設・延長事業に取り組んでいるところである。
 8年11月1日現在で、我が国全体の空港の数は90、うちジェット機の就航が可能な空港(滑走路2,000m級以上)は60%にあたる54空港、大型ジェット機(DC−10、B−747等)の就航が可能な空港(滑走路2,500m級以上)は31%にあたる28空港となっている。その結果、7年度においては、国内航空240路線(大阪国際空港から関西国際空港への移行路線及び震災対応の臨時便による路線を含む)のうち83%にあたる198路線でジェット機が就航し、ジェット機を利用した旅客数は国内航空総旅客数7,810万人の97%にあたる7,580万人を占めるまでに至っている。
 今後21世紀の初頭には、滑走路の新設・延長などにより、これらの空港においてさらに国際及び国内の航空ネットワークの充実が図られることになる。