我が国初の水深15mコンテナターミナルが神戸港において供用開始(8.4.15)


 平成8年3月に世界最大のコンテナ船「REGINA MAERSK」が神戸港、横浜港に入港した。これは、全長318m(日本一高いビル、横浜ランドマークタワーよりも22m長い)、型幅42m、喫水14m、総トン数8万トン、積載能力6000TEUという超大型コンテナ船であり、大型化の進むコンテナ船はついに6000TEU型の時代に突入したと言える。
 このような背景の下、(財)神戸港埠頭公社が神戸港ポートアイランド地区において5年から建設を進めていた我が国初の水深15mの大水深コンテナターミナル2バースが、8年4月15日に供用を開始した。
 近年、輸送効率の向上を目指したコンテナ船の大型化は著しく、水深15mの大水深高規格のコンテナターミナルの整備が我が国港湾の国際競争力強化のため急がれていたところであり、神戸港の復興にも大きく貢献するものと期待されている。

注 TEU:20フィート・コンテナに換算したコンテナ個数