東京国際空港新C滑走路供用開始(9.3.27)及び24時間運用開始に伴う増便の実施(9.7.1〜)


 平成9年3月27日午前6時35分、新C滑走路から一番機が福岡へ向け無事に飛び立って行った。国内航空交通の最大拠点である東京国際空港の沖合展開事業の中核となる新C滑走路の供用開始である。
 新C滑走路の本格的な供用に伴い増加する発着枠については、その配分の考え方について8年11月より「羽田空港の新規発着枠の配分基準懇談会」において有識者の方々に公開の場でご議論いただき、その結果も踏まえ、9年3月に航空各社の運航便数を決定した。便数の決定にあたっては、国内航空運送事業における競争促進の観点から、路線の選択を航空会社にまかせること、あるいは、新規航空会社用の枠を設定することなど、これまでにない新たな施策を導入した。これを受けて9年7月には、航空各社により、第1段階(20便分)の増便が実施され、引き続き、第2段階(20便分)の増便が10年4月に実施される予定である。
 また、新C滑走路供用開始により、騒音問題の軽減が図られ、同空港の24時間運用が可能となった。そこで、航空各社は同空港の早朝・深夜便を9年7月より就航させることとなり、利用者の利便向上が図られることとなった。


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