前述のように、近年の交通運輸分野からのCO2排出量は、自動車輸送量の増大を主要因として増加してきている。今後もこのままで推移していくと、旅客輸送における自家用乗用車や貨物輸送におけるトラックの輸送分担率はさらに上昇することとなり〔1−2−25図〕、交通運輸分野におけるCO2排出量は2010年において1990年に比べて40%増加すると試算されている〔1−2−26図〕。