1 高齢者・障害者の社会参加の増大


(1) 高齢者の公共交通の利用状況

(2) 身体障害者の社会参加の状況

 人口1000人に対する身体障害者数の割合は、厚生省の調査によると3年には28.3人であり、昭和62年時点より1.6人上回っており、増加傾向にある。年齢階級別にみると、身体障害者数の割合は高年齢ほど高くなっている〔1−3−7図〕。
 身体障害者の外出状況をみると、過去1年間で「外出したことがある」人が85.8%、そのうち「ほぼ毎日」外出する人が42.7%と最も多く、「週に2〜3回」の人をあわせると全体の約6割を超えている。したがって、今後の高齢化社会の進展により身体障害者数の割合が高まることを踏まえれば、身体障害者の公共交通の利用は増加していくと予想される〔1−3−8図〕。


(注):ジパング倶楽部とは、男性65歳、女性60歳以上を対象としたJRグループの会員組織であり、年会費を払った会員に対し、様々な旅行情報を提供するとともに、JRの路線を201キロ以上利用する際の運賃・料金を、2、3割引きするサービス。


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