2 国際交流及び国際協力の推進


(1) 二国間観光協議の推進

 我が国は、観光分野における交流が盛んな米国、韓国、中国、カナダ、スペイン、オーストラリア、ドイツとの間で、政府ベースもしくは官民合同の二国間観光協議を定期的に開催している。
 また、10年5月にはドイツへ観光交流促進ミッションを派遣した。これらの協議・ミッションでは、相手国との観光交流の一層の充実・活性化を図っていくことを目的に、両国間の観光振興策の検討、観光振興上の問題点及び対応策等について意見交換を行っている。

(2) 国際協力の推進

 近年、豊富な観光資源を活用して経済発展を図ろうとする開発途上国の観光重視の姿勢を反映して、我が国に対する観光関連の国際協力の要請が増大している。
 このため、国際協力事業団(JICA)を通じた観光分野の研修員の受け入れ、専門家の派遣及び開発調査等の二国間技術協力に積極的に対応する一方、世界観光機関(WTO)、経済協力開発機構(OECD)、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)、東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター(ASEANセンター)等の国際機関や、アジア太平洋経済協力(APEC)等の協議体などの場を通じて国際間の連携強化を図っている。


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