1 外国人訪日旅行の促進


(1) 外国人の来訪促進活動の充実

 外国人旅行者の訪日の促進と地方圏への誘致は、国際社会の対日理解の増進とともに地方の国際化・活性化に資するものであるが、我が国を訪れる外国人旅行者の数は平成9年に史上初めて400万人台に達したものの依然として国際的にみて低水準にある。そのため、8年4月に提言された「ウェルカムプラン21(訪日観光交流倍増計画)」及び外客誘致法に基づき、国際観光テーマ地区の整備、外国人旅行者の国内旅行費用の低廉化、接遇の向上等のための施策を推進している。

(2) 国際コンベンションの振興


(3) 国際観光振興会による外客誘致活動

 外国人の来訪促進活動を推進するため、日本の観光宣伝、観光情報提供等を国際観光振興会を通じて行っている。
 10年度は、従来からの外客誘致活動に加え、「ウェルカムプラン21」に対応するべく、新時代に対応した日本の観光イメージの策定、国際観光テーマルート外客誘致キャンペーンの実施、i案内所機能向上対策の推進等を行うとともに、従来から行っているパソコン情報提供事業についても内容の一層の充実を図ることとしている。
 また、海外における観光宣伝や国内観光案内所の運営業務などについても引き続き効率化を推進することとしており、10年12月には北京事務所を設置することとなっている。

(4) 登録ホテル・旅館等の整備

 国際観光ホテル整備法に基づき、ハード・ソフト両面からみて外国人旅行者の宿泊に適したホテル・旅館の登録を行い、財政投融資によりその整備を推進し、これらに関する情報を外国人旅行者に提供している。
 また、国際観光レストラン登録規程に基づき、外国人旅行者が容易かつ快適に食事ができるレストランについても登録を行い、国内における外国人旅行者の受入れ体制の整備を行っている。
 なお、10年6月末現在、1,043軒のホテル、2,037軒の旅館及び149軒のレストランが登録されている。


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