(1) 観光基盤施設の整備
外国人旅行者誘致の拠点として、外国人旅行者のために地域の自然、文化、歴史の紹介や伝統的生活文化が体験できる施設等を一体的に整備するもので、現在12地区の整備が終了し、1地区の整備が行われている。
(イ) 家族キャンプ村の整備
国民の余暇活動の増大、自然志向の高まり等のニーズに対応するため、自然の中に低廉かつ快適に利用できるオートキャンプ施設(テントサイトまで車で乗り入れられるキャンプ場)を周辺の観光レクリエーション施設等との連携を図りつつ、滞在基地として整備している。現在7地区の整備が終了し、9地区の整備が行われている。
(2) 総合保養地域の整備
ゆとりある国民生活の実現と地域の振興を図ること等を目的とした総合保養地整備法に基づき、10年3月までに総合保養地域の整備に関する42の基本構想が承認され、各地域で自然環境の保全等に配慮しつつ、総合保養地域の整備が進められている。
(3) 観光資源の保護・活用を通じた観光の振興
我が国には、歴史的・文化的に価値の高い文化財や優れた自然景観といった観光資源が各地に多数存在しており、これらを一般市民や企業の支援協力により保護・保存し、その活用を図りつつ後世に継承することは、魅力ある観光地づくりのために重要である。(財)日本ナショナルトラストでは岐阜県白川郷合掌造り民家、トラストトレイン(静岡県大井川鉄道のSL列車)、近代和風住宅旧安田邸(東京都文京区)等といった貴重な観光資源の保護・活用等の事業を行っており、これらの活動を通じて地域の特性を生かした観光の振興を図っている。
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