1 観光産業の現状


(1) 国民の意識

 総理府の「国民生活に関する世論調査」(9年5月)において、国民は「今後、生活の、特にどのような面に力を入れたい」と考えているかについてみると、「レジャー・余暇生活」を挙げる者が最も多く、昭和58年に「住生活」を抜いて以来連続して第1位を占め続けている。

(2) 旅行業の現状

 主要旅行業者50社の平成9年度の取扱高は、8年度に比べて国内旅行が0.6%増、海外旅行は1.6%減、合計で0.4%減であった〔2−4−3表〕。

(3) ホテル・旅館業の現状

 主要登録ホテルの客室利用状況は全国平均で8年70.4%に対し、9年は70.3%である。8年度の主要登録ホテル・旅館の赤字施設の割合はホテルで7年度57.3%から52.2%、旅館で7年度52.7%から46.3%とそれぞれ5%程度減少している。


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