8 航空保安施設の整備


 今後予想される航空交通の増大等のニーズに適切に対応し、かつ、安全性の向上と空域の有効利用による航空交通容量の拡大を図るため、人工衛星を中核とした新たな次世代の航空保安システムの整備を進める必要がある。このため、これまで航空管制機能を具備する運輸多目的衛星(MTSAT)の調達、同衛星打ち上げロケットの製作及び静止軌道位置に静止させる追跡管制のプログラム作成を行う等、衛星の11年度夏打ち上げをめざし準備を進めている。
 また、現在の航空保安システムの中核をなす方位・距離情報提供施設(VOR/DME等)及び航空路監視レーダー(ARSR、ORSR)等についても引き続き整備を行っている。


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