4 船舶における排出ガス対策


 船舶からの排出ガス、特に舶用ディーゼル機関から排出される硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)等の抑制対策については、国際海事機関(IMO)において、平成9年9月にMARPOL73/78条約に大気汚染防止に関する新附属書を追加する議定書が採択されており、これが発効すると世界的に規制が実施されることになる。また、船外機、ジェットボートなどに用いられる舶用ガソリン機関から排出されるNOxや炭化水素(HC)についても、現在、2ストロークエンジンの直接噴射方式化や4ストロークエンジンを主体とした生産体制への移行などの対策が検討されている。


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