国内航空運送事業への新規会社の参入(10.9.19)
羽田新C滑走路の供用開始を契機とする発着枠の増加に当たって、新規会社枠を設定して配分したこと等により、新規に国内航空分野への参入を希望する会社が現れてきている。具体的には、スカイマークエアラインズが平成10年2月6日に、北海道国際航空が6月5日に免許申請を行った。
これらについては、利用者利便の向上につながる競争の一層の促進という観点から評価できるものであり、スカイマークエアラインズに対しては、同年7月28日、東京〜福岡間に係る新規の定期航空運送事業の免許が交付され、9月19日に就航を果たした。また、北海道国際航空に対しては、10月26日、東京〜札幌間の免許が交付され、12月20日に運航開始を予定している。これは、既存3社の関連会社を別にすれば、昭和38年8月に免許を取得した長崎航空以来、約35年ぶりのこととなる。
今後、平成11年度の需給調整規制廃止により、更なる新規参入を希望する会社が現れると予想されるが、運輸省としては、市場原理と自己責任の原則の下での適正な競争環境の整備を通じた利用者利便の向上に努めていくこととしている。
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