(3) 水産品
水産品の主体は魚介類であるが,生活必需品的な性格,保存に難点があること等から,この需給と輸送は,景気の動向に左右されることは少なく,むしろ魚獲量によつて決定される。輸送実績は 〔I−(I)−7表〕のとおりである。
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38年度の魚介類は,北海道のさけ,ますが豊漁であつたが,三陸を主体とするさんまは,海流の変化のため著しく不漁であつたこと等一般に水揚げが伸び悩みであつたため輸送は減少している。魚介類の輸送については,冷凍設備の増強と市況操作の都合上,鮮魚よりも冷凍魚のうウエイトが増加しつつあることが注目される。
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