2 営業用車,自家用車別の輸送量の推移


  旅客自動車輸送量を営業用車によるものと自家用車によるものとの別にみると,営業用では輪送人員は前年度対比1.07倍,輸送人キロは1.15倍となつている。とくに貸切バスは,個人消費性向の増大とレジャーブームによる旅行性向の増大を如実に反映して,その増加が最も著しい。また昭和35年度との対比では, 〔I−(II)−3表〕のとおり,ハイヤー・タクシーの増加が最も大きく,国民所得の両上によるハイヤー・タクシーに対する根強い需要を示している。
  つぎに自家用車についてみると,その絶対量においては,営業用車に比較し,まだまだ少ないが,その増加傾向は飛躍的であり,前年度対比でみると,輸送人員及び輸送人キロともに1.49倍である。
  また35年度と比較すると輸送人員では約2.4倍,輸送人キロでは約2.6倍と急激な伸びを示している。


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