(2) 冷蔵倉庫


  昭和38年度末の保管残高は42万5000トン,年間入庫高は290万8000トンであり,保管残高は前年度末の22.1%増と保管需要が依然として強いことを示している。普通倉庫が明治以来長い伝統を有しているのに反し,冷蔵倉庫は近年急激に発展してきたもりであるが,これはアイスクリーム,冷凍食品の普及等国民の食生活の改善により保管需要が急増しつつあることによるものといえる。欧米諸国の例からみても冷蔵倉庫の保管需要は,今後も相当の増加をみるものと予想される。
  品目別構成についてみると 〔II−(III)−29表〕に示すように鮮魚介,塩干魚介等の比重が低下している反面,冷凍魚介,畜産品,アイスクリーム,バター,チーズ等の農畜産加工品の増加が目立つている。


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