2 輸送品類の構成
主要品類について38年度と39年度と対比して輸送量の推移をみると 〔1−1−8表〕に示すとおり,金属・化学工業品の輸送量が8.3%増加したものの,全体に占める割合は前年度の24.3%から23.8%へ低下し,また,軽・雑工業品の輸送量は前年度より減少を示したことが目立つている。これに対し,鉱産品は非金属鉱の増加もあり,20.6%増加し,全体に占める割合は33.3%から36.2%となり,農・畜産品,林産品の輸送量もそれぞれ17.4%,20.6%増加し,その割合を高めた。
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品目別にみると,近年のエネルギー需要の著しい増加の中にあつて,石炭の輸送量は減少し,石油の輸送量が依然としてかなり高い増加をしている。また木材,セメントのような建設用資材は高い伸び率を示しているが,鉄鋼の輸送量は著しく減少している。
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