2 道路
道路の整備計画は昭和29年度から実行され,第1次,第2次,第3次5カ年計画とつづけられてきたが,自動車交通量が急速な伸びをみせたため,計画規模がいずれも過小になり,39年度からは総額4兆1,000億円(地方単独事業分を含む)の投資規模をもつ新道路整備5カ年計画(昭和39〜43年度)に入つている。
この計画が遂行されると,高速自動車国道については,名神高速道路の建設につづいて,東名高速道路(東京都・小牧市間),中央高速道路(東京都・富士吉田市間)の建設を完了し,その地の高速自動車国道についても緊急を要する区間の建設に着手し,総延長は629kmに増加,都市高速道路は,38年度末13qが155qへ,また,元一級国道については,38年度末の改良率57.6%,舗装率45.3%は,それぞれ81.3%,85.6%へ上昇することとなる。
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