3 主要幹線の線路増設
幹線輸送力の増強でその大宗を占めるものは線路増設であるが,第2次5カ年計画におけるその進ちよく状況は 〔I−(I)−18表〕に示すように,線路増設計画1,154キロ(35年度末で全国の複線化率13%を40年度末に18%とする)に対して39年度末までに554.1キロが完成し,48%の進ちよく率を示しており,39年度末の複線化区間は3,198.6キロとなり,複線化率は15.5%となつた。このうち39年度には,東北,上越,北陸,紀勢等の各線にわたつて136.7キロの路線増設工事が完成した。
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40年度にはじまる新長期計画では,これを46年度までに,複線化区間約6,400キロ,複線化率31%とすることを目標としており40年度予算において幹線輸送力増強費として1,066億円(39年度598億円)を計上している。
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