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1 自動車の騒音騒音は,学習や研究の妨害,仕事の能率低下,頭痛,耳鳴り,食慾減退あるいは乳幼児の発育低下等の障害などの悪影響を及ぼすが最近の自動車の増加に伴い,都市内における交通騒音が公害問題として大きくとりあげられるようになつた。 自動車による騒音の許容限度としては,現在,道路運送車両の保安基準において,速度35キロメートル毎時で走行している自動車の左側7メートルの位置で85ホン以下でなければならないとしているが,昭和39年度に生産された自動車の新車時における走行騒音は上記の方法で測定した場合 〔I−(II)−36表〕のとおりの水準にある。 自動車の騒音防止対策としては,前述のように道路運送車両の保安基準に騒音レベルの基準を定め,基準に適合しないものは運行の用に供してはならないとし,車両検査もその基準にしたがつて行つている。また,整備不良に起因する騒音の増大を防止するためすべての自動車使用者に対して定期点検整備を義務づけ,実施について指導している。このほか騒音問題の解決のために,自動車の走行騒音の低下方法に関する研究,原動機騒音および排気騒音の防止対策の研究を行なうとともに,現在の騒音測定法および基準値の妥当性について検討を進めている。
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