1 自動車事故の推移道路交通事故は年々増加傾向をたどり,昭和39年には件数557,183件,死傷者数414,435人を記録した。このうち自動車事故は(自動車が主原因となつて発生した事故,以下1及び2において同じ)件数で78.6%,死傷者数で69.7%を占めている。 この自動車事故を38年と比較すると件数で5.1%,死傷者数で14.2%増加しているが,1,000台当りで見ると,それぞれ16.7%,9.5%減となつている。なお,その推移は 〔I−(II)−38図〕のとおりである。 次に事故発生状況を車種別に見ると, 〔I−(II)−39表〕のとおり,台数当りではバスが他に比しやや高いが,走行キロ当りではトラックが最も高い。また,営業用,自家用の別にみると車両数当りではいずれも営業用車が高率を示している。次に,走行キロ当たりでは自家用の乗用車の事故率が高くなつているが,逆にバス及びトラックは営業用車の事故率が自家用車に比しかなり高くなつている。
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