2 各国商船隊の動向


  世界商船の39年の年央における過去1年間の船腹増加量を国別にみると,リベリヤが315万総トンと最も多く,ついでソ連が152万総トン,日本が84万総トンを増加したのに対し,昨年の増加量で首位をしめていたノルウェーが81万総トン増にとどまり,パナマ38万総トン増,西ドイツ11万総トン増がこれに続いている。船腹保有量の減少した国は米国の70万総トンをはじめ,ギリシヤの21万総トン,オランダの12万総トンとなつている。
  船腹量の保有順位ではいぜん米国,英国が1,2位を堅持しており,リベリア,ノルウェーについで日本は5位にある。また,37年世界の11位であつたソ連が38年には8位に上り,39年には日本につぐ6位に躍進し,自由海運国の脅威となつている。


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