5 総合観光案内所
総合観光案内所は,国際観光振興会(当時の日本観光協会)が,昭和37年度及び38年度,それぞれ,1億円,5,000万円の政府出資を受けて,東京有楽町,羽田空港及び京都に設置したもので,同案内所では,英,仏,独,スペインの4カ国語を用いて,(イ)旅行計画の相談,(ロ)観光情報の提供,(ハ)ショッンピングの案内,(ニ)食べ物案内,(ホ)日本文化の紹介(ヘ)ユースホステルの案内およびあつせん,(ト)家庭訪問の案内およびあつせん,(チ)産業観光その他特別な見学の案内およびあつせん等一切を無料で行なつている。これら案内所は,非営利的な公共機関であつて,それぞれの分野における観光関係事業者にとらわれることなく,日本に関する正確な知識と旅行に関する適切な情報とを与えており,日本に不案内な外客にとつてきわめて便利かつ不可欠な機関となりつつあり,利用者も増加しつつある。
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