2 信号工業の生産動態


  昭和40年度の信号保安機器の生産は 〔I−(I)−37表〕のとおり総額187億円で対前年度比12%の増加を示し,信号工業史上最高の生産実績を記録した。このことは主として国鉄がATS(自動列車停止装置)を40年度中に傘列車に装備完了したこと及び踏切保安装置の拡充並びに線路増設等によるものであり,また私鉄における輸送力増強のための信号保安装置の拡充さらには輸出においてもその主要市場であるインド及びオーストラリアに対し対前年度比約30%増の輸出実績を得るに至つたこともその一因である。

  品目別の生産構成は 〔I−(I)−37表〕のとおり,特に分岐器は国鉄の長期計画にともなう停車場の拡張,線路増設及び全線にわたる新分岐器への取替え等のため,今後とも需要増が見込まれている。
  以上のとおり信号工業の生産は昨年に引続き最高の生産実績を記録したが,需要の一巡を反映し,在庫は大幅に減少しており,今後は内外の新規需要の換起のためにも鉄道の近代化,合理化に対応し早急な技術開発が望まれている。


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